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2007年のオーガスタキャンプはスガ シカオ10周年を祝って参加アーティストがそれぞれスガレパートリーをトリビュートしようという「周年アーティストトリビュート」のはしりとなった企画がはじめて盛り込まれました。その場所でスキマスイッチ大橋卓弥と秦 基博のユニット(通称「コブトリ」または「ハタクヤ」)によって演奏されたのがこの曲です。二人のコンビネーションの秀逸さと楽曲が評判になり、後の大橋卓弥のソロシングル「はじまりの歌」のカップリング、秦 基博の特典DVD等にも収録されました。そんな楽曲の再評価を半ば嬉しく、しかし半ば冷ややかにみていたかのように、スガ シカオからは4枚目のアルバム「4Flusher」からのオリジナルのテイクの収録が提案されました。さすがのオリジナルです。ボーカル、サウンドの完成度、何より楽曲、特に歌詞の表現はシンガーソングライターとしての矜持、つまり「自分の歌はやっぱ自分が歌うのが一番だよね?」と怖い先輩からカワイイ後輩たちへむけてのちょっとシニカルなメッセージであるかのようです。