陰翳礼讃、いぶし銀...
いい言葉だねえ〜!
で、思い出した。
MCでチョロっと口にしたのは....。
換骨奪胎だっけ?
同工異曲だっけ?
自家薬籠中 、本歌取り...とかだったかな?
どれも好きな言葉たち。
わたくしっぽい。
個人的には同口異曲とアレンジしたい。
2016年11月28日 10:48 okamoto sadayoshi コメント(5)
定義さん、こんばんは。
なんか次々と難しい熟語が定義さんの口から出てきたんで、
ちょっとわかんなくなっちゃいました…。
すまんです。
いぶし銀。好きな言葉です。
拾ってくださったので、陰翳礼讃について少し。
陰翳礼讃というと谷崎ですが、勿論わたくしの認識も谷崎ですが、陰翳礼讃が東洋のものだけであると考えるのは、如何なものかと思っております。
西洋にもありますよ、光と翳を同じように意識し、濃淡にも敏感な芸術や風景や生活は。
しかし、谷崎の『陰翳礼讃』は、喚起であったに違いありません。
薄暗いの、スキスキ。
ここ、投稿が少ないっぽいから続き。
アップはおまかせします。
前の投稿で、近頃よくネットで見かける批判的内容みたいなのを書きました。
一見尤もな話のようで、想像力が欠如したものですよ。
谷崎が生きていたら、「そんなこと、わかってるよ。」って言われるかも。
谷崎くらいの一流小説家であれば、自分が見たことないだけで、そういうものが西洋にもあってもおかしくは無いと想像するはずです。
谷崎が『陰翳礼賛』を書いた時代は、今よりもずっと少ない情報で西洋文化をみていたし、忘れられていく日本文化に心痛めていた、その心情も強かったはずです。
表現する側には物理的限界があって、どこかで言い切らなくてはいけないし、その背景や細かな説明を逐一できないし、やったらキリないじゃない?
秘密の書斎みたいな内容でも、一人一人と会話しながらではないので、全員が納得いく説明をするには限界があるんですよね。それぞれ言葉への感性が違うから無理。
やっぱりね、もう少し受け取る側が想像力をもつといいと思う。
なにより受け取る側の人が面白くなると思うよね。
わたしが受けたものは、ほんの先っぽで、その背景を想像すると楽しいのに。
あなたとわたしは、違うものを持っているから、新たな世界の発見で楽しいのに。
寧ろ想像も何もしないで素直に聴くと、楽しいのに。
唯のリスナーなんだから、好きなんだから、楽しめばいいのに。
同口異曲。
サダさんの表現はコレですよね。
ご自身の曲でもカバーでも、そのままやらない、前と同じにやらない、また如何様にも変化する創作をする、そこが面白い。
時にカバーなんかは、ご自身の曲のようになっていて、元歌を聴かなくてもいいくらいに思えることがある。
これらができる秘密は、やはり知識量なんだと思う。
美味しい料理を作るには、美味しい料理の味をしらないとできないし、更にオリジナルを作りたいなら、幾つものパターンを知らないとできないものね。
なんてことを考えていました。
同口異曲で『ハレルヤ』を、さだサンの日本語訳で聴いてみたい。
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この前の漢字点つけ遊びといい、このアレンジといい、良いですね。
サダさんは、ちゃんと自分の言葉を持っていて、良いですね。
どんな言葉を選ぶのかは、結構気にしています。
(注:口調とは違う。あくまでどんな言葉を選択するか)
半世紀近くの人生で、為人の判断材料(主に相性)として、これは結構的確なものだと思っています。