杏子/元ちとせ 「アホアホベイビー」
『ALL ERASE OK?』のボーナス・トラックとして収録され、ライヴでの人気も高いこの曲を、杏子と元ちとせの姉妹コンビがカヴァー。
ストーンズあたりを彷彿とさせる8ビートのアーシーなサウンドに、これまた定番といえるマブいギャルへの賛歌的な歌詞を思い切りぶちまけた、イッツ・オンリー・ロックンロールなナンバー。COILのライヴでも、杏子が乱入してこの曲を一緒に演奏したこともあるというぐらいで、思い入れもバッチリ(?)。
FROM 杏子
この曲を選んだ理由はズバリ タイトルです!!
「アホアホベイビー」とはなんぞや!という感じですが、
数年前に沖縄でオーガスタキャンプやったときに子供のダンサーたちといっしょに踊ってたときの快感が忘れられずに
今年もこの曲をやりたいと思い選びました。
セクシーかわいいダンスのお色気むんむん「アホアホベイビー」を見せ付けてやる!!待ってろよ っていう感じです。
山崎まさよし 「これでいいのだ/それでいいのか?」
COILのデビュー・シングル「天才ヴァガボンド」のカップリングに収録された「これでいいのだ/それでいいのか?」(『ALL ERASE OK?』収録)。
土くさいギター・サウンドからして、COILの二人のロック精神があふれ出ている。そんなラフな風合いが魅力のこの曲を、山崎まさよしがカヴァー。原曲のほうは、間奏に入るギター・ソロからエンディングに向けてカオティックに畳み込んでいくサウンドがスリリングだったが、カヴァーではどんなアプローチで歌われるのか? 楽しみだ。
FROM 山崎まさよし
・ロックっぽい曲を表現してみたかった。
・おそらく皆が岡本定義の曲をやると思ったので、佐藤洋介の楽曲をPlayすることで、COILという二人組のコントラストを作りたかった。
スガ シカオ 「Loveless」
2003年8月にシングルとして発表され、アルバム『LOVE』にも収録された「Loveless」をカヴァーするのは、スガ シカオ。
無機質なテクノ調のトラックに、起伏を抑えたメロディに、恋する気持ちや悲しさといった人間的な感情が静かに表出していく、エレクトリカルでセンチメンタルなラヴ・ソング。抑えた感情から溢れ出るエロティシズムを歌わせたら天下一品のスガ シカオが、この曲の新たな魅力を引き出してくれそう。
FROM スガ シカオ
この「Loveless」という曲はちょっとエレクトロ色が強い曲なので、誰もやらないんじゃないかと
思いつつも先に「俺これやる」と言っちゃたんですが、どういう風にカバーしようかなと今いろいろ考えているところです。
COILの曲はメロディーがしっかりしているのでカバーしがいがすごくあります。
楽しみにしていてください。
元ちとせ/常田真太郎 「ハレルヤ」
2002年7月発表のアルバム『0・10』に収録された「ハレルヤ」を、元ちとせと常田真太郎(スキマスイッチ)のコンビでカヴァー。
雲ひとつない晴れ渡った空の“ブルー”と、誰もが心に抱えている“ブルー”な気分が交錯する、そんな心象風景を軽やかなピアノ・ポップで描いていくこの曲。後期ビートルズにも通じるようなサイケな展開も聴きどころなこの曲を、元ちとせと常田真太郎はどうカヴァーするのか? 非常に興味深い!
FROM 元ちとせ
そして、私がトリビュートする曲は「ハレルヤ」です。
この曲を選んだ理由は一言で「かわいい!」からです(笑)。
サダさんのメロディーに言葉をおく天才的なリズムを勉強して 元ちとせらしく、歌いたいと思っています。
楽しみにしていてください。
FROM 常田真太郎(スキマスイッチ)
ピアノが全面にガツンと出ている曲です。
COILの中でもこんなピアノが前に出ている曲は珍しいんですが、それに加えて歌うのは元ちとせということで、原曲とは違ったちょっとしたアレンジをすると思うのでその辺もちょっと楽しみにしていてください。
大橋卓弥 & 秦 基博 「64~ラーメン'95」
シングル「天才ヴァガボンド」のカップリングとして発表された「64」と、「BIRDS」のカップリング「ラーメン'95」(ともに『ALL ERASE OK?』収録)を、大橋卓弥と秦 基博によるユニット“ハタクヤ”がメドレー形式でカヴァー。ファズギターがズシリと響く低音リフが印象的な「64」は、エフェクトがかかったヴォーカルと、密室性の強いサウンド処理が相まって、COILのサイケデリックな側面が強く打ち出されたナンバー。一方「ラーメン'95」はアコギ一本の淡々としたサウンドで、淡々とした日常を綴った唄……のようでいて、どこかいびつな、うっすら狂気すら感じさせる不思議な質感のバラード。この2曲をどうメドレーとしてつなげるのか、“ハタクヤ”の手腕に注目だ。
FROM 秦 基博
About「ラーメン'95」
曲のタイトルが「ラーメン」で曲もわりと短いんですが、内容は愛というか深い内容が歌われていている
COILの二人らしい曲だと思います。
FROM 大橋卓弥
About「64」
この曲は本当にメロディーやコード進行がきれいで、僕の作る音楽の世界観に似ているところもあるのかなって勝手に感じたのでこの曲を選びました。
ぜひ原曲も聴いてみてください。
定さんの声がすごくソウルフルに聞こえます。
長澤知之 「キリギリス」
長澤知之がカヴァーするのは、シングル「BIRDS」のカップリング曲「キリギリス」(『ALL ERASE OK?』収録)。
宅録ユニットとしてスタートしたCOILが、エレキギターをかき鳴らしながら“アパートの一室の中心で愛を叫ぶ”といった風情で、力強く、どこにも逃げずに音楽へのアツい想いを歌う。70年代フォーク/ニューミュージックに対する、現在からの返答ともとれそうな歌詞にもニヤリ。曲調からしても長澤がカヴァーするのにピッタリそうなこの曲、期待していいだろう。
FROM 長澤知之
自分のやりたいと思った曲とスタッフの要望が偶然にも一致した曲です。
この曲がやれてとてもうれしいです。
楽しみにしていてください。
MICRON`STUFF 「バナナ日和」
5人組のミクスチャー・バンド、MICRON' STUFFがカヴァーするのは、2枚組のサード・アルバム『AUTO REVERSE』収録の「バナナ日和」。
週末をともに過ごしたカップルが迎える、月曜日のレイジーな朝の風景を切り取りながら、ささやかな幸せを描く佳曲。途中にラップ調のフレーズが入ったりと、たしかにこれこそ!な選曲だが、MICRON' STUFFがカヴァーすることで、どのように生まれ変わるのかが楽しみである。
FROM MICRON`STUFF
「バナナ日和」を選んだ理由は僕たちのスタイルに合っているんじゃないかという印象をこの曲に受けたからです。
僕たちのアレンジも原曲に負けずにかっこいいので期待してください。